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Rosi

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瑪瑙山経由で飯縄山をのぼり、戸隠へ帰るクラシカルルートが好きです★

粉雪通信

テレ初滑降!白馬二号雪渓

2010-05-21 12:47:28

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そして目玉中の目玉。


ついにこの日がやってきた。何年越しの悲願となるか。。。週末は天候も良好。このチャンスを逃す手はない。二号雪渓。エクストリームスキーを知る人なら聞いたことがあるかもしれないこの雪渓。(まあ普通は知らないですか。笑)


今までテレでこの雪渓を滑ったという記録がない。アルペンオンリーだったのだが、今年なんとボードが一名あらわれた。テレも負けていられない!テレマークターンを決めるぞ!!


<白馬二号雪渓>
白馬岳のトップ脇石碑裏からドロップポイントがあり、エントリーはジャンプエントリー。そこから測量の結果では最大斜度66.1度というスティープな斜面から平均斜度40度を超える斜面が大雪渓まで続く。落石・雪崩・滑落・転落の危険が高く、年間数名が滑降に成功している。(とあるHPから抜粋)


●白馬岳 二号雪渓 曇りのち晴れ
 メンバー:u-jさん(K2super-stinx)、自分(K2world-piste)


数年越しの思いはもう止まらない。いざとなったら一人でも決行!そして誘うことのできる仲間は限られる。相方のu-jさんは「ついに来たか、、」とすでに覚悟を決めていた。土曜日の夜合流して飛ばすこと3時間で白馬村に到着。コンビニ経由で猿倉に到着。翌日の無事を祈って乾杯!ビールがうまい!明日は絶対に成功させよう!


12時過ぎには就寝。起床は5時。朝ご飯を食べ、荷物の取捨選択を行い、あえてゆっくりと6時15分に出発。場所が場所で、早く出発したところで斜面が緩んでいなければ緩むまで待ちぼうけになるのでそれを見越して出発。序盤はスキーヤーが20名ほど一緒になりながら登る。ものすごい数だ。流石は大雪渓。ダラダラと登りながらも時より落石があるが、普段の大雪渓に比べれば皆無に等しい。


サクサクと登っていくといつの間にか序盤に登りだした人たちは後ろの豆粒のようになっていた。自分はスタートから腹痛を我慢しての出発で結構難儀。心肺や筋肉的には全く問題ないのだが、、、笑 我慢比べが続く。大雪渓中盤に差し掛かったところで二号雪渓をおろしてきたら合流するであろう地点に到着。遥か上にエントリーポイントが見える。雪庇が結構発達している。GWから雪が降った影響か雪庇が発達したようだ。ジャンプエントリーは免れない。>_<


とりあえずは進もうということで進むと雲が広がると同時に雪渓上部から風が吹きこんできて寒い。そしてあれだけガシャガシャで緩かった、雪はカッチカチになり、シールの効きが悪く、登るのに苦戦する。u-jさんはクトーが大活躍!自分は蛇行気味にテクニックを駆使して登る。書面左手には杓子岳が!美しい!石灰岩のあの山容はまさに女性的!なんとかがんばって岩室を超えるとそこから急斜面。この堅さではとてもシールは厳しい。


ということでサクっとアイゼンに切り替える。登っている人の中にまさしく執念ともいえるシール登行二人組がいる。がほんとに苦戦している。多分1時間以上はロスしていた。下から見ていてもいつまでたっても同じ場所にいる感じでした。うちらは結構そこからの急な登りはサクサクと進むことができる。自分は腹の調子以外はまったく問題がない!


ゆっくり目にまったりと登って5時間ちょい。白馬山荘に到着。流石は日本一の収容能力を誇る山荘だ!でかい!そこで休憩している方の中に、見たことある二人組がww 「あれ?去年槍ヶ岳にいらっしゃいませんでしたか~?」笑 そうです。去年槍ヶ岳ワンデイを一緒にやり遂げた、アイアンマンの方でした。笑 考えることは同じなんですね~。「今日はどちらに?」「鑓ヶ岳にまわろうかと~。そちらは?」「二号雪渓です」とお互い危ないツアーがお好きなようで。笑 ここから鑓ヶ岳まで距離があるが~まあこの方なら問題はないだろう。ごあいさつを済ませて、自分は山荘に立ち寄る。


山荘ではポンジュースが!!500円と超山値段だが、即購入!旨い!うますぎる!加重100%万歳!!一気に飲み干す!45分ほど休憩をして時間は12時ちょい回ったところ。雪渓の様子をみて、ピークハントして、ドロップは12時45分くらいですね~!ってお気楽ムードにアイゼンを外してツボ足で山荘を後にする。登りだしてすぐに石碑がある。あの裏にドロップする二号雪渓があるはずだ!ガシガシと登ってレリーフの裏側に回りこむ。回りこんで見えてきたものは。。。


どーーーーーーん。(写真左)
壁です。(写真の上に人がいるのがわかるだろうか。本日うちらのほかのもう一人のドロップ予定者。雪の状況確認中)
スティープという言葉を通り越しているように見えるww
ほんとにこんなところターン出来るの?
うわ~~~ドキドキしてきたよ!高揚してきたよ!!
u-jさんは言葉を失う。ハイテンションではなくむしろ意気消沈か!?


そこで作戦会議
a)雪渓の山小屋側(写真向かって左)からのドロップ
→ジャンプエントリーは2M程度。ランディングさえ成功すれば次のターンまで余裕がある。


b)雪渓中央部やや上(写真むかって右)からのドロップ
→ジャンプエントリーは1M程度。ランディング後即ターンを刻まないといけない。ランディング後、せいぜい3秒以内か。


aかbかほんとに悩む。u-jさんと綿密に打ち合わせ。ジャンプエントリーはさほど問題ではなさそうだし、aプランで行こうということになり、もう一度よくドロップポイントを観察することに。エントリーぎりぎりまで近付いて雪庇の状況などを確認。よく見ると、雪庇にヒビが!!さらには雪庇の間には空間があるではないか!!これは下手したらドロップと同時にこれが崩れたら一緒にまっさかさまだ!!!スノーバーでビレイして雪庇を落とすことも考えたが、不確定要素が高すぎるのでプランaは諦めることに。


とりあえずはまずピークハントしておこう!誰もいないピークはそれはスバラシイ!妙高山、剱岳、槍ヶ岳、薬師岳、、、言い出したらきりのない360度の大パノラマ。ほんとに美しい風景に見とれる。ずっとここにいたいという気持ちにかられるほどの良い天気。ゆっくりもしていられないので山頂を出発して再びドロップポイントへ。


プランb。ドロップでバランスを崩してターンができなかったら即終了(転落)即ち、、、


●ランディング失敗orターンが遅れる=転落=大怪我or死=新聞賑わす=こんなところ滑ろうとすることが馬鹿げてると世間はいう。


という構図だ。。。


どんなところでも、どんな状況かでもターンができる技術力とそれを信じる心しかもうない。自分も流石にドッキドキ!興奮してきたwwそして自分に言い聞かせる「いつものようにニコニコして滑れば楽勝」と。百戦錬磨のu-jさんも流石に緊張して、言葉を投げても返事がないほど物静か。めっちゃ静か。とりあえずはシールをはがして板を履く。ブーツのバックルをきつめに締めなおす!頼むぜテレブルドック!とテレマークポジションをとってみたり緩みがないかを確認。


ジャンプテレマークターンを意識して!いざ!u-jさんに見守られながらドロップ!(12時47分)とりあえずはランディング成功!


しかし!入射角が急だったのかランディングで加速してエンドが近づいてくる。


やばい!!その間2秒で限界。やばい!出遅れた。間に合わない。


スイマセン、一ターン目。思わずアルペンターンをしてしまいました。T_T


そこからトラバース気味に滑ってターンを決めようとしたら、、、今度はクレバスが!こんなところでハマったらひとたまりもない。慎重に1M程横滑りして、今度こそ!ターン。そこから慎重にジャンプターンを繰り返して一気に高度を落とす。とりあずは核心部を超えて一段落して比較的安全な場所を選んで止まり、u-jさんに連絡。クレバスの存在と雪質。雪質はモイスチャーで足を取られまくり。ある程度力で行かなければならない、、、と。


u-jさんドロップ。岩で序盤が見えないが信じるしかない。
キタ!落としてきた。慎重に下ってくる。核心部通過!!u-jさんの一言目「こえ~~~~」まずは一番危険ゾーンをクリアして思わず握手。そこからは先日降ったであろう新雪が。斜度は45度くらい。これはいただきか?と一気に飛び出すと、、、スーパーモイスチャー。足はとられまくるし、雪は超重い。パワーで滑ると足がめっちゃ疲れる。そんなに長いこと滑れない。


ところどころで安全な場所を確認しながら一気に落とす。斜度があるおかげで何とかストップしても下りていけるが、足はすごく疲れる。途中デブリゾーン。ここもデブリがすごく柔らかく、蹴散らせるが、蹴散らすとすごく疲れる。左右は落石の巣。あまり寄れない。場所によっては上からスラフが落ちてくる可能性もあるので、止まる場所の取捨選択には難儀する。


でも、斜面が広がりすごく気持ちよい斜面。これがザラメだったら最高なはずだが。。。今回はモイスチャーで大変。下部に落としてくると遥かしたに大雪渓が見える。そこに落とすルートで、岩に囲まれたルンゼが口をあけている。う~む。このルンゼを落とすべきか。ルンゼを回避して尾根地形横に逃げるとボウル地形の斜面があり、そちらのほうが安全そうだ。最後まで悩んだが、ルンゼに入り込んで降りれなくなったら懸垂下降しかなくなるので、確実に滑り下りれるボウル地形を選ぶ。


雪崩の滑走跡の上が堅くて滑りやすい。足の疲れを鑑みながら落としていく。斜度も段々と緩やかになってきて、大雪渓に合流。気温が高く暑い!!!


下りてきた!!大成功!!いや~~~すごかった。ほんとにそれにつきます。楽しかった!雪がザラメだったらもっとよかったのにね~と贅沢な一言まで。そこでゆっくりと食べ物を食べたり服を薄着にしたりして一気に大雪渓を大周りでターンして滑り下りる。見上げると遥か上にドロップポイントが。。。スキーはやはりすごいです。あんなところから下りてくることができるのだから。。。つくづく感心してしまいました。。。


そこから登山道をボブスレーのように滑走して一気に猿倉に下りて終了!!(2時丁度)二人で握手!作戦が全て計画通り過ぎて恐ろしいほどだ。下りてくる時間、ドロップ時間までドンピシャ。


ゆっくりと撤収作業をして帰りは岳の湯にはいって帰路についた。


いや~ほんとに今回はほんと大満足◎なツアーとなりました。この間の敗戦が全て吹き飛びました。これでシーズンを終わってもいいと思いましたが。。。はたして。笑 今回の感想としては、、、


●絶対的に技術力は必須だが、それ以上に頭の線が2-3本切れていないと無理かも。
●あとは自分の技術を信じるしかない。
●リスキーではあったが、この達成感はプライスレス。


これで、不帰3峰Cルンゼ、奥穂高直登ルンゼ、白馬二号雪渓を滑降できた。残るは、、、まずは剱岳大脱走かな。。。


参加したu-jさん。ほんとにお疲れさまでした。二人だから出来た。二人だから成功した。と本気で思っています。また無茶苦茶なツアーを言うかもしれませんが、よろしくです!


ほかの皆様もどうぞよろしくお願いします!もし来年狙っている方がいたらご相談ください!!今シーズンはまだエクストラあるのかな。雪は豊富です!もちろんトレランもご一緒にいけるかたは是非いきましょう!自分も本格シーズンインです!

 

Rosi

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粉雪通信

日本版オートルート

2010-05-21 12:44:56

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そして、、、


ゴールデンウィーク。。。今年は北アは雪が多い。そして、GWは高気圧が張り出し絶好の天気。この手を逃す手はない。


去年に続き、今年も目玉山行である、日本オートルートを滑る時が来た。今回のメンバーはHiroくん、エイキチさん、マコトさん、u-jさん、よねっち、自分の六人。


●オートルートとは高速道路の意。アルプスの最高峰モンブランの山麓シャモニから、アルプスのピラミッドマッターホルンの山麓ツェルマットに至る山岳路のこと。一定の高度を保った立山から上高地までの稜線を日本版オートルートという。


立山室堂→浄土山→龍王岳→鬼岳→獅子岳→五色ヶ原→鳶山→越中沢→スゴ乗越→間山→北薬師→薬師→太郎山→北の俣岳→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→双六岳→樅沢岳→槍ヶ岳→上高地


30日の夜、仕事から逃げ出し、車を一台新島々にデポ。車二台で扇沢へ。流石は連休。車は満車に近い。市営の駐車場に止めることができ、数時間の仮眠。ここですでに自分は頭痛が。。。体調は思わしくない。眠い目をこすりながら7時発のトロリーバスで室堂へ。結局ロープウェイ待ち等々の影響もあり、室堂には9時過ぎに到着。登りだしは9時半をまわってしまった。どんなにやってもこれが限界というのは、立山からのアプローチはちょっと問題がある。


なんか体が燃えてこない。パワーがわいてこないままスタート。序盤一の越乗越まで一気に上げる。荷物の重さに初日は慣れない。すっごく気持ち良さそうにパウダーを堪能している、テレマーカーやボーダーが沢山ww うらやましいと思いつつも登っていく。乗越手前から龍王岳をまき気味に進む。雪はカッチカチ。そして、ここで滑落したら間違いなく谷に転落、オシマイ。いきなり危険度MAXな状態になる。エッジが時々逃げる。いきなりにして緊張感も高まる。何とかアイゼンに切り替え進む。ただでさえ20㌔オーバーの荷物に板を装着すると30㌔をゆうに超える重さに。肩に食い込みながらも、滑落の危険ゾーンを慎重にわたる。


いきなり冷や汗ものトラバースを抜けだし、鬼岳とのコルまで下ることができた。そこからまたシール登行。山頂へ直登をさけ、トラバース気味に進むが、登り途中でシールでは登れなくなり再び背負っての登行。裏側もとても板で渡ることができない状況。鬼岳という名にふさわしい山容。岩場の急な下りの連続。板が岩に引っ掛かる。アイゼンが引っ掛かるの連続。悪戦苦闘しているうちに時間はみるみる経過していく。


すでに時間は昼を回っていた。スゴまでは最低限行っておきたかった計画だが、、、いきなり暗雲が、、、。どうにかこうにか鬼岳を下り、再びシールで獅子岳を登る。あれ?予定では下りは滑る予定が一度も滑ってない。まあそんなこと言ってられない状況だったが。。。獅子岳を登りきるとやっと滑れそうな沢筋を発見。重い荷物でターンが重い。でもやはり気持ちがよい。相当な斜度があるのと、高温により雪が重くなってはいるが、問題はない!やはり滑り下りるとあっという間。ザラ峠に到着すると再びシールをつけて登り。


アップダウンが非常に大きく、滑るところも少なくかなり凹み気味。さらには自分は体調不良が相当微妙。時間も15時を回っており、結局五色ヶ原山荘付近に幕営。16時半くらい。自分は声を発することができない。頭は痛いし、咳は出るし。そして晩御飯を食する気力もないが、ちょっとは食べないといけない、ということでマカロニちょっととアルファ米をちょっとだけ食して、自分だけ先に就寝。顔面を温めながら寝る。夜中風が激強くテントが飛ばされそうになること数百回。寝たり起きたりの繰り返しだが、極力目をつぶっておくことにした。


強い風の中もちろんちゃんと寝ることなんてできるわけなく、、、翌朝を迎える。体をよく温めたおかげで頭痛等はすべてなくなっていた。とりあえずは先に進むことができそうだ。風が強すぎるのでさっさと撤収して出発したいところだが、中々にして撤収作業がはかどらない。結局4時に起床にも関わらず、出発は6時。どうも撤収作業については課題だ。朝ご飯をたべていたらもっと遅くなっていたに違いない。兎にも角にもよりスピーディーにやる必要がある。


気を取り直して出発。序盤は五色ヶ原をゆっくりと登る。霧で視界は微妙。平原のようなので、これは下手するとコースをロストしかねない。コンパスを合わせて慎重に進む。鳶山に取り次ぎ裏側は、、、滑れるのは数十メートルのみ。二日目いきなり背負いアイゼンでくだる。ザックが肩に食い込んで痛いのを我慢。まさしく我慢大会。(笑)


コルまで下り、遅い朝ご飯。棒ラーメン等。ここでのんきにお湯わかしてご飯を食べている場合じゃないのは百も承知なのだが、なんとなく場の雰囲気で行ってしまった。これは一番の反省点。ただでさえ初日に大幅に進捗より遅れていて、先が読めない状況でこれはいけない。全員の士気が高まったのは事実だが、正直この後起きる事態とを天秤に比べるとあまりにも代償は大きい。


おなかもいっぱいになり、再びのシールでの登り。越中沢岳を詰める。きつい登りだが頑張って登る。登りきるとはるか先には本日何が何でもいかなければならない、北薬師と薬師が。去年滑った金作谷カールがよく見える。よく見ると誰か滑ってるじゃん!!ぬぅぅ。越中沢岳の裏側は序盤やはり危険なトラバースが多く、背負いアイゼン。緊張感の走るトラバースの連続。雪も緩んできて足を踏み外しやすい。慎重にコルに取り次ぎ、2431峰を目指す。登りきると裏側は滑れうように!ヤッタ!これは滑ろう!ということでザクザク雪でもお構いなし!ルートどりを慎重に行って一気に下る。やはり滑ると早い。スゴ乗越に到着。再びシールで手ごわい斜面の登り返し。ここら辺からパーティーのスピードがガクンと落ちる。


疲労の限界か。牛歩という言葉が相応しいほどのスピード。時間的にみてこれはやばい。後ろから仲間に激を飛ばす。ちょっとでもスピードをあげるため叱咤激励するしか方法はない。なんとか進んでいくと途中、危ないトラバース斜面でよねっちが滑落。なんとか60M程度で済んだが、慎重に行きたい。登り返してもらって暫く待つ。合流して再び出発。スゴ乗越小屋を通過するとここから一気に標高差800Mを詰める登り。最後の山場。じっくりとシールで登るが、スピードは一向に上がらない。トップがスピードを落として登っても差は広がる限り。激励に激励を繰り返して進む。なんとか間山に到着。すでに16時を回っている。いよいよもってやばい。結局その後もじっくりと詰めて行くしかない。日没は免れない。か。。。3000M峰での日没は死のリスクが一気に高くなる。少しでも先に進まねば。後(標高差)●M!と激を飛ばして登る。


なんとか北薬師に到着。すでに18時ちかい。日没はまだだが明るいうちに岩場は抜けておきたい。薬師までまだ道がある。そして、とどめをさすかのように北薬師からの下りは急稜な岩場。背負いアイゼン。これはかなり凹む。でもチンタラしている場合じゃない。ということでさっさと準備して出発。へろへろになっている仲間を叱咤激励しながら、途中際どい場所を何箇所かクリアして、進む。途中でヘッドライトを装着。


日が暮れる。夕日がきれいだ。ほんとに綺麗だ。冬の3000Mの稜線から夕陽を眺めることになるとは。。。初めての体験。ある意味、「死」と隣り合わせを意味する。。。なんとか難所はクリアして薬師岳へ最後の登り。完全に暗くなる。夜景も綺麗だ。激を飛ばしながら山頂へ到着。真っ暗な山頂は当然誰もいない。当たり前だが。。。さっさと下ってケルンの場所から横滑りででも下りようということに。途中ビバーク適地もあったが、なんとか薬師岳山荘まで下って幕営。20時を回っていた。兎に角、行動時間14時間オーバーという長く危険な二日目が終了。テントごとに適当にご飯を食べてさっさと就寝だが、結局寝る時間は22時を回ってしまった。でも昨日と違い風が穏やかで睡眠はそこそことれた。


風が多少吹くものの、テントに直撃はほとんどなく、穏やかな朝を迎える。4時半起床。この日は何が何でも双六まで行かねばならないのだ。そして去年のルートからここから先は滑りがかなりメインを占める。一気に距離を詰めることができる。朝ご飯を抜きにして撤収作業を進める。


案外色々とあり、結局6時出発になる。天候はスバラシイ!まさしくパーフェクトスカイ!良い一日になりそうだww滑りだし、雪は当然カッチカチ。慎重に下るも早くも仲間がターンを刻み始める。とりあえずは薬師峠まで下ることにした。しかしいきなりトラブル発生。前方でエイキチさんが転ぶ。最後尾から来た自分は何が起こっているのかわからない。なぜか、u-jさん、マコトさんが薬師沢方面へ滑りだす。自分はルートが違うということを叫ぶがどうやら状況がおかしい。HIRO君から何かが流れたことを聞く。エイキチさんが転倒した際、板が流れ止めをブチとり沢へ流れて行ってしまったようだ。いったん流れ止めを外してしまえば弾丸のごとく進んでしまう、スキー板。なすすべもなく様子をうかがうが、薬師沢方面へ一気に下って行ってしまった。ここで、板捜索班と小屋での水汲み班に分かれる。


エイキチさんは荷物を軽量化してマコトさんとともに沢へ落とす。うちらは無事を祈りつつ、太郎小屋へと急ぐ。太郎小屋へ到着間際に、マコトさんからの無線での衝撃の一言。「板発見。折れていて続行不可能」この言葉に一同は凍りつく。確かに板がひとたび沢に流れれば時速100㌔はゆうに超える。その衝撃に耐えることができなかったようだ。自分たちは飛越トンネル(岐阜県側)から登っているアキパイ夫婦を探すと太郎小屋の横にテントを張っていて普通に合流成功。


エイキチさんの板が折れ、続行不可能なことを告げ、車を拝借することに。そう、うちらのオートルートはここで終了。これ以上は進むことができない。全てが終わったのだ。あまりの衝撃的な結末に何も言うことはない。何も言えない。結果的に板が折れるという結末だったが、全ての原因は前日の14時間行動に起因する。時間のロスはなかったのか。雪が緩ければこんな事態にはならなかったのではないだろうか。後悔先に立たずとはいったもので、もはやあとのまつり。


太郎小屋で余った食材を使って敗戦パーティーを行い、ビールを飲み、北の俣から下る。先に車で新島々まで車をとりに行く班と下山をゆっくりする班とにわかれて出発。北の俣からの大斜面の滑走はそれはスバラシイ。しかし、敗北の感覚を覚えながらのこの何とも言えない虚無感が自分に沸き立つ。敗北の感覚と現実世界へ戻る安堵感とのせめぎあいを感じつつ、一気に下る。雪はグサグサ。それでも飛越トンネル付近まで一気に下ることができた。最後背負ってトンネル前に降りる。暫く歩くと雪遊びをしているご家族や、散策している女性パーティーなどがいる。シャバに戻ってきた。先ほどの敗北と安堵という感がぬぐえない。アキパイカーを発見して乗り込み、うちらの今年のオートルートへのチャレンジは終了した。


その後は75㌔も離れた新島々の車をとり、戻って全員を回収。温泉に入ってガストで遅い夕食を食べて帰路についた。


全てが敗北の味。この時、ほかの人はどう思っていたかはわからないけど、自分はたとえ一人であろうともこのルートへのリベンジを誓う。あまりにもこの終わり方はない。
今回の旅はあまりにも反省点が多い。
●立山から薬師までの事前の下調べ不足
●全員の体力、パワー、滑走レベルの把握不足
●二日目の遅いブランチ。→進捗が遅れているのにこれは絶対にあり得ない。
●荷物の軽量化への啓蒙活動(贅沢品の排除)
●共通荷物の配分への配慮→数でなく重さで判断


何度もいっているのだが、3日目に板が流れて折れたのは結果であり、全ては2日目の行動が遅れ薬師峠まで降りれなかったことが一番の原因であると考える。


来年自分は必ずリベンジします。こんなイカレタ自分にご一緒していただける仲間がまだいらっしゃったら、来年は必ずややっつけましょう!!


そして今シーズン。ほんとはこれで終わりにしようと思っていたが、、、終われなくなってしまった。。。雪も多いしもう少し続けようかと。。。

 

Rosi

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東洋一の雪庇

2010-05-21 12:42:52

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3月も色々あったけど、きりがないので。4月。


この山も毎年恒例。


なんだかんだ今年あんまり登ってないように思えていたがよくよく考えるとそれなりには登っていて、さらには美味しいパウダーを堪能しているような気がしてきた。笑


ハセツネ30などもあり、中々登ることが出来なかったがひさしぶりに登りに行くことになった。やはり行くならそれなりにビックマウンテンがいいな~ってことで今回は守門大岳にいくことにした。


ご存知の通り、自分は左足を負傷中のため、、、かばいつつゆっくりと登ろうかな~ってことで朝から登りだす。色々と出発に手間取っているとu-jさんとkaorinちゃんは先に出発していってしまったww


やべー追いつけるのかな~?って思いつつ、とんぺてぃさんとけんじさんと出発。ダラダラと保久礼小屋までは登りが続く。序盤は林道を登るのだが、今年は雪が多くショートカットができ20分は時間短縮できた。


しばらくのぼると颯爽とテレマーカーが下りてくる!あれ?この滑りとウェアは!?もしや!?と思ったらやはり!たくぞーさんでした★ 朝一番で登って下りてきたらしい。地元パワーさく裂!笑 山頂付近がガスっていたのでピークハントせずにおりてきたそうだ。うちらは時間が遅いのでなんとかなるかな~ってことで、登り再開。


あっという間に保久礼小屋に到着。小休止して、再出発。ここから急登だww 自分は極力足に負担をかけないよう右足だけで登る。例のごとく!?笑 睡眠をしてなかったのでゆっくりでも息が上がる。そして結構片足で登るのはつらい。とりあえずは頑張って登る。


避難小屋はしっかりと出ている。流石に4月の後半だけあって姿はしっかりと見えていた。しかし今年は雪が多い。ブナの林に癒され高度を稼ぐ。高度とともに風が強くなってきた。山頂では風シェルターが造られていたのでありがたく利用させてもらう。


雪庇は残念ながら落ちてしまっていたが、そのあとはそれはそれは大きい。やはりスケールの違う、東洋一の雪庇は今年も健在だったようだ。休憩をして滑りだし。


序盤クラスト雪で滑りづらい。自分は左足のために小回り封印!!ほんとにナチュラルに滑りましたww 太い板でいったこともあり、かなり楽勝で滑れる。途中からは季節外れのパウダー。いいのか?これで!?足をちょっと取られながらも気持ち良く下りてくることができました。高度を落とすごとに段々とネバネバ雪になってきて、ほんとに滑りづらい。


ちょっと力で滑るところでは左足が「ピキ」っと。笑 やばいやばい。気をつけないと。足を取られる分、板をリードスキーに持っていくときは力を使うからピキっときたのかな。って小回りをしないなら関係ないのだが、ちょっとだけやっちゃいました^^汗


ラストまでネットリとして魚沼産の雪を滑って終了。やはりビックマウンテンは楽しいです。帰りはこめ太郎で釜めしを食べて終了。全く寝てなかったので後ろの席でウトウトとしてしまいました。けんじさん、運転ありがとうございました。


足の不調もあるので今だけは無理をしません。。。でも行く気はまんてんなので、皆様滑りにまいりましょう!!


写真は珍しく自分も撮ってもらいましたww

 

Rosi

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瑪瑙山経由で飯縄山をのぼり、戸隠へ帰るクラシカルルートが好きです★

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北東北遠征

2010-05-21 12:39:07

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2月の終わりに。。。


南側からの強烈な暖気移流。西谷の影響により発達途中にある低気圧が東進。850hpaの基本場では330kという強烈な暖気が列島に入り込む。それに伴い全国的な降水。まさしく四面楚歌な状態。そんなさなか、大沢下りなる米沢遠征を画策。


しかし、見れば見るほど救いようのない天気。びしょぬれはご勘弁。降水域から何とか逃れられるのは青森と日本海側の秋田あたりのみ。青森でも北側は唯一ともいうべき寒気移流場。ということで野郎5人で少々早いが岩木山&岩手山というダブルロック攻略に挑む。


●27日 土曜日 岩木山 天候:晴れ
エイキチさん、ユージさん、マコトさん、PJさん、自分


まさしく計算通りといわんばかりのピーカン。朝一番では多少雲が残っているものの登りだすころにはパーフェクトスカイ!片道700㌔以上遠征した甲斐があるというもの。当初IWAKIスキー場というところから登ろうと考えるが、なんとこのスキー場、オープンが10時。ありえん!爆 ということで嶽温泉というところから登ることに。


標高差は1200Mほど。のぼりごたえは相当ある。序盤はシールでの移動がメイン。雪はダメダメだが癒されるブナ林は素晴らしい!ほんとに癒される。これだけでも本日終了でもいいくらい。笑 癒されながら登るとやがて夏は車で登ってこれる尾根に取り次ぐ。夏営業をしているリフトのところで仲間は荷物をデポしてアイゼン登行。自分はなんとなく山頂に板を持っていくのがちょっとしたこだわりであること、さらにはトレーニングも兼ねて板を担ぐことに。


久しぶりのアイゼン登行。リフト下はかなり足を取られるところ多数。その後リフト終着点から偽ピーク、本ピークへの上りはアイゼンを利かせないとちょい危ない。後ろを振り返れば白神山地をはじめ北東北の山々が!サクっと誰もいない山頂に到着。途中ご一緒した地元の方がいうには2月にこの山の頂に立てるのは奇跡的だそうな。その甲斐もあって八甲田山や岩手山、遠くは蔵王かな。津軽半島がよく見える。まさしく絶景。百名山といわれる所以がわかる。スバラシイ!


ずうっと山頂にいたい気持ち我慢して下りだす。山頂からは念のためアイゼンで下降。偽ピーク直下から自分だけ板を持っていたので滑ることに。色々準備をしているとアイゼン下降組はあっという間に点に。笑 滑りだすと、、、堅い。ウェービーすぎてとてもターンができないところ多数。無理やりターンをしながら下る。笑 そこからリフト下に取り次ぎ皆で下る。最初はちょっとパック気味だったがそこそこ滑りやすいが、ツボ足の跡とかが相当手ごわい。デブリを滑るのに似ている。笑


そこでトラブル発生。なんとエイキチさんがブナの木に衝突。下から見ていたが相当な勢いで衝突してすごい音がしたので心配だったが幸い、頭にコブで助かった。それでもダメージは大きく、アイシングを繰り返しながら下る。兎にも角にも無事で何より。ほんとに危機一髪でした。そこからはゆっくりと手ごわい雪を下り終了。ある意味テクニカルな一日になりました。


その後は嶽温泉。内湯に入って体を温めていざ、外風呂の百人風呂へ。ここが温度が低く、風呂から出れない状態に。時間も押してきているので我慢して飛び出し、着替えて、出発。夜はエイキチさんやPJさんが前から注目をしていたOK牧場という焼肉屋へ。ここが大当たり!超おなかいっぱいになりました★ 最近色々と溜まっているものがあるので呑んだくれようと思うが、中々うまくいかない。笑


八幡平ロイヤルホテルなる場所に泊まる。ここもすごく豪華!とてもこの値段は信じられない!ゆっくりとして就寝。朝はいきなりパシュート決勝がテレビで!応援したが惜しくも銀。ほんとにおしかった。さて気持ちを切り替えて、出発。


●28日 日曜日 岩手山 天候:曇り
ユージさん、マコトさん、PJさん、自分


朝から空は高層雲に満ちている。顕著な崩れはないものの雪が緩んでいるか心配。この日は昨日のダメージも懸念してエイキチさんは盛岡観光。ということで焼走り溶岩流のコースを登ることに。今回はほんとに激登り。標高差は1400M以上。ある意味トレーニングには自分は最適★ 焼走り溶岩流の駐車場で準備。若干不安を残しつつの出発。序盤はダラダラとほとんど標高差を詰めない上り。溶岩流跡が庭園のようで美しい。そして正面にそびえたつ岩手山に圧倒。そこからカラマツ林帯に突入。


ほんとにここ滑る場所あるのか?というほど密林。藪藪すぎ。笑 とりあえずは上りも斜度が上がり、シールで苦戦をしながら、第二、第一爆裂火口へと詰める。第一爆裂火口で自分たちよりまえの先行者は断念。そのちょい上には山スキーの二人組がシールで悪戦苦闘中。大斜面はかなり堅そう。さらには滑落したらかなりやばい。ということでサクっとアイゼン登行。ウハー快適♪サクサク登れる。


丁度マックでコーヒーを飲みながらネットサーフィンをしているエイキチさんとチャット状態でメールをやり取りしていたら、一気に標高を詰めることができた。調子に乗りすぎ、外輪山へラスト詰めるところで登れなくなり身動きちょっと不能になりつつ、危ないところだった。ゆめゆめ油断はすべからず。さらには上部は強風と平穏の繰り返し。結構苦戦を強いられる。外輪山へ取り次ぐと爆風。とてもまともに立てない時も。アイゼンを外してブーツで登る。


山頂に到着するもとてもじゃないが身動きができないような風が休む間もなく吹いている。仲間はいまどこにいるだろうか。無線で連絡すると結構登ってきているようだ。PJさんはアタックを断念。安全な場所で待っていただくことになった。山頂の看板裏の地形のうねりでできたくぼみに身を潜めて仲間を待つ。14時打ち切りで待つことに。13時50分まだ連絡なし。14時、ダメか、、、諦めて下ろうとした瞬間にマコトさんから連絡。外輪山へ取り次いだ。


ここまで来たらピークは目前。がんばれ!応援の激を飛ばす!それでも自分もすでに40分ピークで待っていて寒さの限界。まさしく苦行。笑 やがて人影らしきものが見える。笛を吹くと返してきた!キター!u-jさんが飛び込んできた!看板に抱きつく。ほんとにうれしそうだ!それほど達成感があった!u-jさんは槍の再来かと思うほど敗北色が強かったようだ。マコトさんでさえ、相当覚悟していた分、山頂の登頂は感無量!


爆風でゆっくりもしていられず、そのまま下る。外輪山からは岩礁帯をアイゼンで下る。200Mほど下って板を履く。雪面はカッチカチ。ターンは出来るとは思うが、仮に転んだら下までまっさかさま。背に腹は代えられない。ということでずうっと横滑り大会。700Mほどずうっと横滑りで下る。結局、滑りに来たのではなく、完全に雪山登山に来たって感じだ。第一爆裂火口へのラストのみターンをする。堅いけどちょっと快適。


まっていたPJさんと合流。PJさんも大斜面で滑落のピンチがあったそうな。そこから鬱陶しい樹林帯。場所を選びつつ下る。樹林帯を抜けてやっとメローな斜面をターンすることができる。そこから溶岩帯の庭園を時々出ている溶岩をよけながら快適に下る。結局焼走りの温泉に到着は16時を回ってから。大変な山行になりました。


結局、1400M登って、、、アイゼン下降200M、横滑り800M、樹林帯強引突破200M、とターンを刻んだのは200Mちょい。こいつはやばかった。今シーズンでもダントツのハードなツアーとなりました。


ダブルロックツアー参加された皆様、ほんとにお疲れさまでした。やはり2月の北東北の山はシビアでしたね★ また行きましょう。

 

Rosi

Rosi

瑪瑙山経由で飯縄山をのぼり、戸隠へ帰るクラシカルルートが好きです★

粉雪通信

県境越え!万太郎谷

2010-05-21 12:36:44

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2月は。。。


かねてからの今年のテーマは、、、県境越え。色々と天候との相性も悪く結局いけず仕舞い。。。これはいかんということで、今回は谷川岳でも自分が唯一いっていないバリエーションルート、赤谷川源流を滑る、万太郎山のルートをいくことにした。


このルートだけは谷川のバリエーションルートの中でも超ロングルート。しかも厳冬期にはやったという記録もまずない。ということでこれを行かない手はないだろう。しかし朝一番から渋滞にはまり、6時半どころか、危うく8時24分の土樽からの電車でさえ遅れそうな始末。速攻で準備を済ませて、土樽から土合へ電車移動。


土合といえばモグラ駅。激階段のぼりを覚悟していたが、湯沢方面からだと地上に到着するのだった!!すばらしいのだが、せっかくなので階段見学。笑 時間が押せ押せにも関わらずのんきに階段見学をしてから天神平スキー場へ足を運ぶ。土合から15分ほどで到着。切符を買い、早速ゴンドラに乗りこむ。天神平では昨日までの降雪もあり、峠リフト?からノートラックを食いまくる輩がたくさん。うちらはルートが長いので体力温存を考えリフトで登る。


積雪は20~30センチといったところか。気持ち良さそうに滑っている。そこから天神尾根に取り次ぎ、登山道のあるコルまで取り次ぐと、ツアー団体さんが準備をしている。「おはよーございます」とあいさつをしていると「あれ?どうもどうも~」と聞きなれた声が!なんと横山さんだ!(モンブランの)「せっかくならトレーニングと思ってラッセルよろしく!」とありがたいお言葉。笑 どうやらツアーで天神ピストンするらしい。しばし談笑をして、うちらは先に行かせてもらう。


先週の例もあったので最初からツボ足スタート。20Mのイヤラシイ下りの部分も問題なくクリアして、避難小屋からの登りもあっという間。1時間半程度で肩の小屋に到着。風が相当強い。とりあえずは小屋には入らず小休止。山頂には寄らず、整えてざオジカ沢の頭へ。稜線歩きを開始したが、非常に強い北西の風は収まらず、風にたたかれて顔が非常に痛い。稜線の風はエクストリームだ。


このまま稜線歩きは非常に危険。ましてこのルートは厳冬期に行くルートではない。こんなこともあろうかとバリエーションルート、すなわち万太郎谷を下るルートも用意してきたのがここで大当たり。全会一致で万太郎谷を下るルートに変更。まさしく万物すべての流れにおいて、常はない、、、とはいったものだ。


カチカチ斜面をトラバースして万太郎谷の源頭部に取り次ぐ。このルートはスキーでは5年前か、沢登りでもいったおなじみのロングコース。途中第三、第二、第一と非常に大きな滝があるのが特徴。雪の量によってかなり左右されるコースなので慎重に行きたいところ。源頭部の大きな岩場ある比較的安定したところで板を装着。滑りだす。


ウィンドパックされたところ、風に飛ばされてガリガリなところ、雪がローディングして快適なところと色々なバリエーション。雪質は一概に悪いとは言い切れない。とりあえずは危険度も高い源頭部は慎重にルートを選びながら下る。時々パックされるもののやはり気持ちがよい!慎重に下らなければならないのについついスピードを出してしまう。汗 相当気持ちがよい。


途中ノビタがスタートしたところで雪のローディングしたところで破断面10メートル程度、深さは15センチ程度の雪崩が発生。ある意味限られた場所とはいえ注意は必要。なんだかんだ気持ちよく下り、源頭部を落とす。そこからメローな斜面が続く。日の当たる場所と日陰との雪のギャップには相当苦しめられる。笑 久しぶりに自分もテレ一回転ゴケをやっちゃいました。いつもならリカバリーしようと思えばできるのだが、今回は完全にやられましたww


そこから第三の滝。水が出ている。昔は気付かないほどだったが、今回は完全に出ている。とりあえずは左岸をまき気味に下りるが、案外岩がイヤラシイ。強引に突破してしまった。ちょっと板傷ついたかな。笑 そこから超巨大なツララをみながら下る、今度は第二の滝。完全に水が出ている。滝つぼに落ちたら即アウト。道を造るのにも一苦労。木でビレイをしながら慎重にトラバース。やはりこの緊張感がたまらない!こういうのがほんとのアドベンチャー。これこそが山スキーの醍醐味なのかな~。笑


第二の滝を下って小休止をとり、いよいよ雪は死んできた。といっても滑りに関しては一癖も二癖もあるメンバー。問題なく滑り下りてくる。笑 そしていよいよラストの第一の滝。滝も一段で出来た滝のため高度間が非常に高い。左岸からトラバース気味に下りるが、物凄い高度感。慎重に下りボトムへ取り次ぐ。やはり雪の量に関係なく第一の滝はかくれることはない。


無事に核心部を超えたのでそこからは一気に下りたいところだがそうもいかない。たまり部分とかが水がでていて登り返しの連発。仕方がなくシールで移動。しばらく落とすと関越の空気孔を発見。相変わらずでかい!山頂から見えるくらいだから当然と言えば当然だが。


人工のものと大自然のコラボレーションは中々素晴らしい。そこから片足シール戦法に変え、一気に下る。サクサクと進める。やがて大源太が右手前方に見えてきた。いよいよラストだ。そこから普段見ることのできない土樽PAを上から下りてきて見下ろす。ほんとそのままPAに滑りこむことができる。そこから関越道の下をくぐり、そこで3Mくらいドライパウダーゾーンがあって驚きながら下る。


やっとこさ土樽の駅が近づいてきて、道路を歩き、再度板を履いて土樽のホームへ滑りこみ終了。 駅員がいたら大目玉だろう。笑 17時半。実に朝8時半から9時間の長丁場のツアーとなった。ほんと滑り、下りとアドベンチャーなツアーとなりました!今年もいよいよロングツアーのシーズンが到来しました!


今後ともがっつりといきましょう^^v

 

Rosi

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粉雪通信

今世紀最高のパウダー

2010-05-21 12:32:41

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ご無沙汰なので、、、印象深い日記だけピック。。


一月最初の三連休!しかも見事に木曜まで冬型が続き、山には雪がよく積もった。これは行くしかないでしょう!


エイキチさんに連絡をとり、どの山を攻める!?という話で盛り上がる。やはりここは狙っていこう!ということで白馬に出撃!!


●9日:五竜から小遠見→天狗岳→犬川
エイキチさん、u-jさん、PJさん、HIROくん、自分


●10日:小谷温泉から大渚山→大斜面
エイキチさん、u-jさん、PJさん、HIROくん、マコトさん、ヤジー、自分


●11日:八方から八方池→無名沢
エイキチさん、u-jさん、HIROくん、マコトさん、ヤジー、のび、自分


もはやゲレンデに行く気はサラサラなし。がっつり登るのもやむなし。アドベンチャーを堪能したい。カチカチは御免。


9日:天狗岳
土曜日の朝に集合して出発!自分の車で行かなかったおかげで何とテレブーツを忘れるというトラブル。すぐ気付いたからよかったが、ちゃんとせねば。。。五竜に到着すると、少量ながら降雪。まあ天気は回復傾向!丁度ナウシカが上映していたこともあり、スタートが遅れる。笑


気を取り直して登りだす。スタートがありえんくらい遅くなったが、登りには自信があるメンバー。シャアザクのような3倍以上の機動力でガシガシ登る。あっという間に到着。山やが五竜岳方面へ進む以外、小遠見ピストンから犬川へと、天狗岳へは誰も足を踏み入れていない。ということでやはり行くしかないでしょう!ということで風が強い山頂で足早に記念撮影をして出発。コルへの下りは面倒なのでシールのまま下る。


急登をトラバースして天狗岳へ到着。雪庇はそこまで発達はしていないが、滑る東斜面は風下。しかも相当スティープ。スラフには十二分に注意したい。準備を済ませて、まずはテストトラバース。切ったことによるスラフが落ちる。雪の結合力はほとんど皆無。スラブはできていない。しかしなんとも滑りだしは緊張感が走る。昂る。そこからはいうまでもない!腰パウがフワっとスプレーで巻きあがる。超軽い。雪煙が舞うと舞った状態が続くほど結晶が細かい!


★スキーライフ5本の指に入る、超絶ドライパウダー!


珍しくu-jさんが奇声を上げる!PJさんが奇声をあげる!エイキチさんは滑り中「ヤヴァイ」しか言わない!HIRO君はいつもの雄たけび!こんなに軽いパウダーはいつあったのだろうか。覚えていない。結局沢のボトムにつくまでとことんドライパウダー!ほんとにやばすぎました。^^


そしてナイターでついにエイキチさん、u-jさん、PJさん長靴テレデビュー!何だこれは!?ありえねー!と天狗のスティープな斜面より難しいファミリーゲレンデを堪能しました。爆


10日:大渚山
夜に、マコトさん、のびが合流して、翌日は大渚山。本来、雨飾山にいくつもりだったが、降雪が酷く、大人数のため断念。大渚山も結局フルラッセル!上等、上等!ということで、全員でフルラッセルを楽しみながら登る。この山域はブナの林がきれいだ。ほんと癒される。まだ若めだが、しっかりと根をはっている様相がよい!がっつりがっつり登るがゆっくりしすぎたか、山頂は断念。


1365ピークまでしかいけませんでした。。。それでも滑りだしは上々。っていうか雪が少なかったのが一気に積もったせいで地形のうねりが酷い。とても快適には滑れない。雪がよい分残念。なんとか下りていくとやっとこさ快適な斜面が出てきたのは1100Mを切ってから。それでも十分楽しい。色々とハラハラドキドキのアドベンチャースキーになりました。雪は昨日に比べると超重いが、南魚沼産に比べると圧倒的にかるい。笑 これもまた一興!森に堪能した一日でした!


11日:八方無名沢
最終日はどこにしようかと作戦会議。天狗のおかわりもありだろう。と思っていたが、八方で滑っていたのびに天気の具合をきく。白馬村は結構午後から青空が広がったらしい。う~ん。天狗の雪はどうかな~。ってかんがえて、選択肢をいくつかしぼる。ガラガラ沢も滑りたいが、ここは入る人が少ないであろう、無名沢にしよう!朝またもやそこまで速くない出発。二股に車をデポして。リフトを乗り継ぎゲレンデトップの八方池山荘を出発。


天気が超良い!一眼レフの出番だww 風は強いがいい感じ。八ヶ岳や南アまでよく見える!やはりこの日本離れしたスケール!風景!流石は北ア!!不帰や白馬三山が美しい!登る人は多い。無名沢もはやくもファーストをいただくボーダーが!まあノートラックは無限大!いくらでもどうぞどうぞ!八方池をまき、やく2370M付近の小ピークに取り次ぐ。風は強く、雪が舞う。滑走開始。出だしパック気味な斜面を下るが、さほど問題はない。一段降りた後は、キタキタキタキタ!自分はセンター80の板だったので沈む沈む!いきなりオーバーヘッド。


★息ができません


スタートは適度に緊張感が走りながら慎重に下るが、これはやばい。ほんとにやばい。やばすぎる。あまりのよさに、マイケルに変身してしまった!!笑 そこからメローな斜面やスティープな斜面や、デブリの上に新雪の埋まった緊張感の走るV字谷やパウダーからいきなりモナカだったり、緊張感の走る斜面が盛り沢山!滝の高まきへのドロップは久しぶりに足がパンパン。疲れて止まってしまった。滑りこみが足りないかぁ!?!?!


マコトさんがぶっ飛ばす!ヤジーが暴走!エイキチさんがサイコクラッシャーを打つ!ノビタは絶好調!u-jさんが刻む!HIROくんが野生化する!素晴らしき一日になりました。


最後は林道をボブスレー状態でかっ飛ばして終了!この日もほんとに最高でした。


結局こんなに充実した三日間を味わったことがあっただろうか!?間違いなく今世紀No1です!!!


いきなり立山を超えてしまいましたがこれでいいのだろうか。。。汗

 

Rosi

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粉雪通信

奥穂高BC 日帰り(ダイレクトルンゼ滑降)

2009-05-14 14:41:00

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折角トレイルランニング等で体力を増強しても行かなくては仕方がないとおもっていて始めた究極ツアー。雪も一週間であっという間になくなり、このツアーも今年は最終章。今回のターゲットはやはり


●奥穂高 直登ルンゼ滑降 日帰り


ダイレクトルンゼを滑走したという記録は数件あるが、日帰りとなると2件ほど。更にはテレマークは記録に無い。是は挑戦するしかないだろう。奥穂高の山頂から直にドロップは以前から虎視眈々と狙ってきた。やるならいま!

新穂高温泉→白出大滝→穂高岳山荘→奥穂高岳→柄沢
        →ザイテングラード→穂高岳山荘→新穂高温泉


これしかない!これをやらねば今シーズンは終われない!ということで先日に続いてまたまた新穂高温泉に向かう。一週間に3回もここに来ることになるとは正直思わなかった。しかもvol.2から中二日といったかなり強行軍。こんなツアーを企画しても来るやつなんていないかな~とおもったのだが。今回のメンバーは自分とHIRO君の二人。HIRO君はぜひともこれに挑戦したいと非常に意識が高い。


仕事を抜けだすのに大苦戦をするも遅れながらなんとか2時前には新穂高温泉に到着。そこから数時間の仮眠。4時起床。朝食をとったり、装備を確認したりウダウダしていたらあっという間に出発が5時半を回ってしまった。結局登山センターを出発するのが5時40分。今回は今までの経験をいかし、トレランシューズで白出小屋まで行き、そこに靴をデポしてそこから登るという方法をとる。ブーツと板を装着したザックは恐ろしく重く、かなり肩が痛くなりながらも足は快適。


1時間15分ほどで到着。ここの先の山道で靴をデポして登りだす。残雪は僅か。登りづらい。倒木や藪で板が引っ掛かりかなり登りにくい。途中から藪斜面を登るがここでルートを見失う。といっても向かう方向はわかっているのだが、藪が非常に濃く、板が引っ掛かる。結局ルートに合流するのに40分も無駄な時間を要する。白出沢は超デブリ祭り。おいおいこんなのどうするんだ?と思いながら白出大滝を高巻きする。登りつらい。


なんとか滝の上に取り次ぐと、やはり超デブリ祭り。端から端までポップコーンのようなデブリがぎっちりつまっている。前日までおそらく雪が降ったせいでそれが一気に崩れたようだ。できたてでまだ新しいデブリ帯を登るのはかなり難儀。そこで一度詰める沢を間違い、20分のロス。そして無謀にもシール登行を試みるも100Mも進まないうちに無理と判断。(斜度がありすぎるのとデブリで進めない)


究極のつぼ足。笑 はるか上に穂高岳山荘が見えるが一向に近づいてこない。HIRO君もさすがに疲れてきた模様。激励をしながら登る。なんか自分はスローペースのおかげか元気100倍!先行するHIRO君が根性を見せる!穂高岳山荘に着くと大パノラマ!柄沢のテント村はなんとテントが10張もない。やはりGWあとの週でこんなところに来る人は少ないのだろうか。


ここから山頂まではスリリングな雪壁を詰める。落ちたら万事休すだな。緊張感が走りながらもピッケルを使うまでもなく、ストックをアンカーにして上る。慎重に一歩一歩登っていくとやがてはるか向こうに槍の姿が!最初は上に見えたがやがて同じような高さになってきた。すると山頂、ジャンダルムが見えてきた。慎重に雪田を進みついに山頂に到着!言うまでもなく360度の大パノラマ!ここより高いところはここら辺にはないから当たり前か!


しかも誰一人もいない!山頂を独占!!はるか下には柄沢カールが!上高地もよく見える。雪は少ない。目の前にはジャンダルムをはじめ西穂高、前穂高、柄沢岳等々猛々しい山容が広がる。そして!今回のメインイベント!直登ルンゼ滑降!山頂の祠から直にドロップ!意を決してドロップ。天気が良かったので雪は超モイスト。滑りづらいなんてものじゃないが、斜度が50度をはるかに超えるスティープな斜面だったため逆に落ちやすい。


雪がモイストな状況のため滑ると湿雪雪崩が発生しまくる。安全地帯と判断できる場所まで一気に滑降。安全地帯とはいえ落石の可能性は否めないのでゆっくりはできない。気温も上昇して、岩場付近はシュルントが発達しているので注意が必要。遥か下にあった柄沢テント村が一気に近づいてくる。すでに気温で落ちたデブリと湿雪でかなり苦戦を強いられるも核心部ののどの部分を通過してザイテングラードに取り次ぐ。


そこからは再度板をザックに装着して穂高岳山荘へ200Mほどの直登。標高をカウントダウンしながら登りつめる。山荘に到着するも相当時間が遅くなっていたので足早に山頂を出発。白出沢は出だしから石だらけで板が傷つきまくり。200Mほど下ると登りで苦戦した超デブリ帯。デブリ祭りだ!と300Mほど下るが、大きなデブリに衝突して今シーズン2回目?の胸からダイブで転びました。笑


ある程度あがくも大滝の上100M付近で諦めてつぼ足で下ることにした。そこから滝を高巻く山道の下り。テレブーツでは正直つらい。なんとか下ってまた滝の下のデブリ帯。もう数年分のデブリ歩きをしたような気分。白出沢を下りまくり、雪の下は沢だったのでロシアンルーレット状態。うまい具合に進むも。雪が完全になくなり、出会いまで500Mゴーロ歩きをするか、藪漕ぎして無理矢理登山道に取り次ぐか。


ゴーロ歩き500をテレブーツは正直辛いので、ちょっとだけ急登をして無理矢理藪漕ぎをして登山道に取り次ぐことにした。大成功して登山道にでて、デポした靴を回収して、林道に到着したのはすでに18時50分!薄暗くなってからだった。そこからは靴と靴下を履きかえ快適に下るもやはり靴を装着したザックは重い。肩が痛くなりながらも足元は快適に下る。下山報告の電話を入れようとしたら、、、


あれ?電話がないぞ?
いつも同じ場所に入れる癖をつけているのでないことが確実。
山にプレゼントしてしまったようだ。


妙にブルーになりながらとりあえずは車に到着。あたりはもう真っ暗。20時6分。14時間20分の山行はさすがに長かった。帰りの車はほんと睡魔との闘いだった。ほんとよく事故らなかったものだ。笑


携帯電話は結局見つからず。日曜日にドコモショップで保険適用で新しくゲットできることになった。警察に紛失届をだす。


絶対に見つかることはないであろうとおもったら、なんと先ほど松本署の駐在員の方から連絡があり、奥穂高山頂から300Mほど下ったところに落ちていたという電話が!正直これには驚愕。捨てる神に拾う神。山頂下300Mということは直登ルンゼ?白出沢?う~ん。もっと詳細を聞いておけばよかった。。。


とりあえずは究極ツアーは今シーズンはこれで終了!あとは普通のツアーでいいかな~。板もかなり傷ついたし。。。

 

Rosi

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粉雪通信

北ア オートルートBC

2009-05-14 14:34:20

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槍ヶ岳日帰りを何とか成功。いままでテレで槍ヶ岳を日帰りで滑ったという記録はないのでまあよしとしよう!槍日帰りから中二日あいて再び北アへ。。。


ゴールデンウィーク!自分も以前と違いちゃんと休みがとれるようになりました。ということで、以前から狙っていたオートルートのメインを滑る、北アツアーに出かけてきました。


オートルートとはツェルマットからシャモニーへ抜ける確か120㌔位の道。高地をルートでつなぐことで日本版オートルートができたんだったか。日本版オートルートは立山から上高地へ抜ける2000Mを超えた稜線をつないだもの。今回はその核心ともいえる薬師・黒部五郎・三俣蓮華を経由して新穂高温泉に下るルートに行ってきました。


今回のメンバーは登り型「よねっち」、バランス型「HIRO]、滑り型「マコト」「u-j」と自分の5人。それなりにベースは保証できるメンバー。テント泊で気楽に楽しく!ということで5/1の晩に出発。新穂高温泉で仮眠をとり、4時過ぎに起床。そこから飛越トンネルに向かい登りだす。


u-jさんはvol.1の槍ヶ岳の傷跡が癒えぬままの出撃。調べたら累計の標高差はなんと2600Mオーバーでした。スイマセン。。。


1日目:飛越トンネル→寺地山→北ノ俣岳→太郎平→薬師峠
2日目:薬師峠→薬師岳→金作カール→薬師岳→中央カール→薬師峠
3日目:薬師峠→北ノ俣岳→黒部五郎→三俣蓮華→三俣山荘前
4日目:三俣山荘→双六小屋→弓折岳→大ノマ乗越→わさび平→新穂高


今年は非常に雪不足で、例年ならばトンネル手前からシール登行できるはずなんだが、、、。板とテン泊セットで重さはゆうに20㌔を超える。肩に食い込む。いきなりの急登は中々くる。標高を200M程度登ったところでやっとシール登行開始。密かに初日が一番大変かも。荷物も一番多いし、距離も長い。励ましあいながら登る。冬季なのに避難小屋の湧水があったのには驚き。そこで3Lの水をもったら荷物が激重に!


稜線に到着すると雲の平をはじめ、水晶、鷲羽、祖父、薬師、黒部五郎等々奥地に潜む山々が広がる。いつ見ても美しい光景だ!冬の様相は格別。なぜもっと早く来なかったのか。。。とりあえずは薬師峠まで滑り下りて、テント幕営。丁度建物の上にスペースが!整地も不要で何よりも温かい!全く結露なし。


夜はよねっちセレクションの晩御飯。今までの山飯の何よりも凝った美味しいものができた。こりゃすごい!翌日へ向けて早めの就寝。自分も前日ほとんど寝てなかったのでちゃんと寝ることができました。翌日は薬師の中央カール。朝ちょっと遅め、といっても8時ぐらいだけど出発。アタックザックに変えたためサクサクと登れる。風景を堪能しながら山頂に到着。風はあるものの、天候はよい!


山頂から中央カールを覗き込むがいま一つ萌えてこない。もっとスティープな斜面がほしいな~と思ったら、すぐわきの金作谷カールは結構スティープじゃないか!マコトさんと「ここしかないでしょう!」と勝手にきめて全員で下る!流石は北斜面。ややパック気味だが雪質抜群!そこから中央カールへ取次ぎ、山頂へ登り返して、今度は山頂からちょっとはずして中央カールへ降りる斜面を下る。


出だしの特に斜度があるところがかなり硬かったが快適。あっという間に標高差200M程度を下る。そこから登り返し等をしながら薬師峠に下る。二日目はベースが一緒のためかなり気楽なツアー。こういうのもはいっていないと!夜は夕日を見たり、ウィスキーを飲んだり贅沢な夜を過ごす。三日目は移動距離がかなりあるので早めに就寝。


三日目は4時起床の6時出発。太郎小屋で水を購入しようとしたが、かなり混雑しており、1時間のロス。ロスはあったが、7時20分太郎小屋発。天気は曇り。雲は比較的高いが、鞍部には雲が溜まることも。太郎小屋からは外国人ガイドの元数名のツアーが行われていた。そのほかにも数パーティーいたが、みな飛越トンネルのほうへ帰って行った。結局黒部五郎までいったのは自分たちとツアーのみ。さらには黒部五郎からカール経由で五郎小屋に下ったのは自分たちのみ。


去年から双六小屋が営業をしなくなったのがかなり影響していそう。おかげで憧れの黒部カールを滑ることができました★ テントとか激重の荷物を背負っての滑降だからブルーになっていたが、案外なんとかなるものだ。全員が見事に黒部カールの滑りを堪能できました。感無量。気持ち良いという言葉が正しいのかわからない。夏走ったときは結構時間かかったこのルートもあっという間に小屋に到着。


小休止して三俣蓮華へ登り。結構辛い登りだがみな頑張って登るとやがて三俣蓮華の山頂が見えてきた。双六方面はガスで見えたり見えなかったり。ほんとは双六小屋まで行く予定だったが、先行者が8名ほどみえたので避難小屋は使えないな~ということで三俣小屋の避難小屋を頼ってみようかと。三俣蓮華からの三俣


冬季小屋はなんか不衛生。とりあえずは飯だけそこで食べようということになったが、、、山のルールもわからんクソジジイどもがあとからやってきてまるで自分たちが場所取りしていたから出て行けといわんばかりに占拠し、危うく小屋ごと周りから燃やしてやろうかと思いました。


気を取り直して晩御飯。男はいつだって単純なものだ。食べ物でおなかいっぱいになると怒りなんて忘れてしまう。笑 満腹になってテントに転がり込む。まったりとしながらウィスキーを飲む。そして就寝。贅沢の極み!これで朝までぐっすりだったら文句は全くないんだが。


翌日は鷲羽が全く見えないほどの霧!とおもいきや三俣蓮華方面は青空!やがて霧が晴れてくると美しい槍が目の前に!柄沢からみる槍もいいが自分はやはりこの三俣蓮華から見る槍が一番好きだな~。あんまり雑誌とかにも取り上げられない珍しい槍の姿ではないだろうか!そこから丁度朝日が鷲羽岳からかかる!朝日が当ると一気に温まる。食事を済ませて撤収。そこから三俣蓮華を登り返し、ピーク手前で双六側にまく。


雪庇が結構発達しており、かなり神経をピリピリさせながらの滑降。なんだかんだ時間が結構かかりながら双六小屋に到着。そこから双六谷への滑降にしようか、登山道をつめ、弓折岳に行こうかなやんだが、やはり美しい風景を堪能するなら稜線かな~ということで登る。


稜線では相当風が強い。板を背負っているので突風に細心の注意を払いつつ進む。雪庇を踏みぬかないように気をつける。大ノマ乗越からのドロップはかなりいい斜面ながらも雪がグサグサ。下部は雪は汚いし、何よりも落石が多い。超細心の注意を払いながら滑る。一気に標高差700Mを滑り降りると林道に到着。


そこからは最後の担ぎ。ここにきて最後の激重だが、案外体が激重に慣れてきていたおかげで時間が早く感じた。しかしテレブーツでの林道歩きは改善の余地がありそう。新穂高温泉に到着した時は何とも言えない達成感でした。天気にも恵まれ最高のツアーとなりました。


来年はオートルートを一泊二日に挑戦してみたい。。。


体力と技術と経験がある方は是非挑戦してみてください。体力は標高差1500M以上のBCを日帰りで出来る程度は必要かと。巻機が問題なく日帰りできる程度、技術は斜度50度以上でもターンコントロールできれば問題ないでしょう。